小さなゴールの連鎖を作る

連鎖とは、「何かが起こるから、何かが起こる」というです。逆に言えば、何かを起こしたいならば、何が起きなければならない。

ということです。たとえば、変革プロジェクトの推進者はこの関係性を明確にしなければ、そのプロジェクトは成功しません。

そして、その関係性に漏れがあったり、逆に余計なモノが入っていれば、ゴールへの連鎖が崩れます。

たとえば、今回の企業成長への連鎖は、

  • 必ず会社は淘汰される運命にある
  • そのため優秀な社員を採用したり、育てようとする
  • しかし、優秀な社員は育てることはできない
  • また、優秀な社員の育成に成功したとしても、それは淘汰を回避するものにならない
  • これを打破するならば、営業を戦略起点にして、新たな役割を作るしかない
  • なぜならば、営業が、顧客に一番近い存在であり、
  • また、従来のデキル営業を前提にしたまま昔から何も変わっていないからである
  • では、具体的には、どんな役割を作ることだろうか?
  • それは、ダメ営業が担う役割をデザインすることである
  • その役割とは、デキル営業が担いたがらない部分で、かつ企業成長に役立つこと
  • それを実践するための、新しい営業スタイルを仕組み化し、
  • 同時に、仕事の周辺環境もそれに合わせたものに変えていく必要がある
  • 情報システムも見直しはもちろん、人事や育成も変えていく
  • これを社内で推進する者は、何が落とし穴になるか把握している必要があり、
  • トップは、最後にどんな役割を担うのか明確にしておく必要がある

これには、まだ矛盾や漏れ、余計なものが入っているかもしれません。鵜呑みにせずに、これを考えることこそが推進者の役割になります。

ゴールまでの道のりを共有する

どこに向かっているのかわからない。今どんな道を通っているかもわからない。わからないままでは、進むことは出来ません。

単に、方向性を示したり、ゴールそのものだけの説明では不十分で、具体的な小さなゴールの連鎖に落と込んだものを共有する必要があります。

そして、小さなゴールの各項目と進捗を共有し、どこまで進んでいて、次に何をやるのか、いつでも全員が見える状態にしておかなければ、迷子が増えるだけで、混乱を引き起こすだけです。

定着のための巧みな仕掛けをする

残念ながら、自然に定着することはありえません。定着することは内部との戦いになります。

お願いするだけでは、わかった振りをされて終わるだけです。そこには、巧みな仕掛けが必要です。

巧みな仕掛けとは、相手にとって、わからないということです。不利になると思えば、誰しも抵抗します。

それが、組織論理というものです。強制的にやらすのではなく、相手の立場になって、具体的なインセンティブを考えて提案していくこと。

それしか、定着する道はありません。


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